米国ハワイ州のIT事情速報 2018年10月現在

こんにちは。
9月末〜10月初週までハワイへいって参りましたじょせふです。
最近、テック系の興味が強く、その中でも特にキャッシュレスや電子決済に注目していたので、日本と違う米国の事情についても思うところがありました。
そのため記録として記事に残しておこうと思います。
目次
米国はシェアリング、電子決済が進んでいるよ。#hawaii #USA #アメリカ #シェアリング #電子決済 #biki pic.twitter.com/LhUvI9QKuE
日本との大きな違い
露店、個人事業主の電子決済対応が一般化しつつある。
まず一番驚いたのは小さなお祭りの露店やフリーランスのフォトグラファーでさえもsquareを使っている点。
一見するとただのおじちゃん・おばちゃんですが、クレジットカードを差し出すと慣れた手つきで決済してしまうのが驚きでした。
まださすがにQRコードやquick pay等までは対応できていないものの、さすがクレジットカード社会だけあり、誰もが当然のようにクレジットカードを使っています。
レジ前で現金を数えているのはだいたい日本人のおじちゃん勢でした。
そして次に驚いたのは意外や意外、マクドナルドの清算。完全キャッシュレスで事前清算制。
こんな形のタッチパネルで欲しい商品とトッピングを選んでカードを差し込めば完了。あとは日本と同じでカウンター前で待っているだけです。
日本も早くこうして欲しいと思います。
ただし生産自体は日本と同じようなので、待つ時間はあまり変わらない感じですね。会計を終えた人がただただ待っている状況。
シェアバイクbikiがとにかく簡単。
シェアリングエコノミーは世界的にも普及しているのはすでにご存知かと思います。
最近、ようやく日本でも都心でシェアバイクで走るビジネスマンをよく見かけるようになりましたね。
ハワイでももちろんシェアバイクは大人気。使い方がとにかく簡単で事前登録も不要なので、その場ですぐに借りることができました。
金額もシンプルなので特に不明点もありません。
ハワイでは最近、タイムシェアが注目を浴びているみたいですが今回は僕はやりませんでした。
重要インフラ:バスが日本よりもしょぼい。
僕は完全に油断していました。
日本でもバスは電子決済導入されているから、ハワイだってquick pay やapple payなんかは使えるだろうなと。
バスに入るとないんですよ。。。あるはずの読み込み機が。。。。
唯一あるのはholoという日本で言うsuicaのようなカードのみ。
当然そんなカードは持っておらず、携帯アプリも探しましたが存在しませんでした。
ちなみにholoは今後のハワイの交通決済の利便性向上のために導入され、現在バスを中心にカードリーダーの設置を進めている最中みたいです。
現地の人は無料配布されたらしく、多くの人間が利用しておりました。
調べてみるとholoはハワイで生まれた決済サービス。なぜガラパゴス化させたのか、まではわかりません。
個人的にはQRコードとかで良いんじゃないかとか、そもそもスマホアプリにした方が良いんじゃないかと思います。
いずれにせよ今後、鉄道など交通網を拡充していく方針のハワイにおいてholoは重要な役割を担う模様。
ただし現状は観光客には現金オンリーという。。。
なぜ米国はここまで進んでいるのか。
だいたい現地に行くとよくわかりますが、治安が悪いのが大きな要因かと思われます。
ハワイは日本人大好きの観光地とはいえ、そこはアメリカです。
浮浪者がとにかく多く、現在治安悪化中のダウンタウンなんかはどこか不気味な怖さがあります。
また同行していたカメラマン曰く、オアフ島西部のワイアナエ等では一部銃社会が根強く、あまり近づかない方が良いとのこと。
以前、ワイキキ近くで催涙スプレーをかけられ、カメラ機材を一式盗まれてしまった経験があるみたいです。
チャリでアラモアナからホノルルのパタゴニアまで行きましたが途中で通ったエリアは結構危険。以前カカアコの公園にある公衆トイレで日本人観光客が薬物乱用者に襲われた事件も近くでした。ウォールアートなどもあり気になってはいたのですが雰囲気もちょっと危険だったのでカメラは出さずに移動しました。
このように、日本に馴染みのハワイといえどアメリカ。
日本とは違って、危険人物はどこにでもいるし、隙あらば襲われる。
話戻りますが、
危険ということはサービス提供者はターゲットになりやすいというのは想像しやすいかと思います。
お金に困っている人の眼の前でお金のやり取りが見えたらそりゃ、、、ね。
これらのリスクを回避するため、米国では現金を持ち歩かないということを徹底しているのだと推察されます。
日本の普及が遅れている件。
ここからは完全に私見。
おそらく大きな理由は2点。
安全すぎる日本。
上述したようにアメリカは、たとえハワイといえども危険がある。
日本で細い夜道を歩くのは大丈夫ですが、ハワイで細い夜道を歩くなんて怖くてできません。
日本は銃もなく、警察機能もかなりしっかりしているため安全です。
しかし、今後オリンピックや移民増加があればその限りではなくなるかと思います。
歴史的な背景『欧米の小切手文化と日本の現金文化』
貨幣の原料は鉱物(金や銀など)ですよね。
- 鉱山が枯渇する明治初期くらいまでは金銀の産出で有名だった日本。
- 対して、アメリカ(元々はヨーロッパの文化)は鉱物に恵まれていなかった。
比較するとわかるように、鉱物資源が不足がちだった欧米では現物が足りないので小切手などでの決済が普及した歴史があります。
そのため、日本の現金文化と欧米の小切手文化と分かれたのです。
そして欧米にとっては小切手がカードに変わっただけ。
だからこそ、容易にカードが普及したという説が有力です。
一方、日本は歴史的にも現金取引が根強く、現代まで来てしまっているためなかなか受け入れられてこなかった経緯があります。
これからはそうも言ってられなくなると思いますが。
これからはシェアや電子決済の時代です。
積極的に使って行き日本のカルチャーをアップデートさせたいものですね。
関連記事
-
前の記事
google AI 乳ガンの発見率99.0%!? 2018.10.16
-
次の記事
しばなん夫妻と紗倉まなさんのコラボが楽しみだ。 2018.10.17