書評「良い戦略悪い戦略」本質がどこにあるのか。

ビジネスマンの方やその他経験豊富な学生含め、こんな経験をしたことはないだろうか?
頑張って戦略を作り上げるのだが、
どうしても目標まで辿り着かない。
そして、多くのリーダーはおそらくこう思うはずだ。
- みんなのモチベーションが足らない。
- やれることはまだ残っているのに、なぜやらないで済ませてしまうのか。
- 目標設定をもっと納得感のあるレベルに調整すべきか。
こんな思いを持った経験がある人や周囲ひそんな人がいる!という人にオススメしたいのが本書だ。
そうでない方はおそらく、あまり得るものはないと思う。
「良い戦略悪い戦略」
本書はこの言葉に違わず、良い戦略と悪い戦略について、モデルケースや著者の経験をもとに論じている。
例えば、
ジョブズがナゼ成功したのか。
ウォルマートが成長し、Kマートが衰退した決定的な差は何なのか。
といった内容だ。
本書の特徴は、
こういったケースの分析が非常に詳細かつわかりやすいところにある。
よく戦略本にあるような再現性のない分析ではなく、戦略の本質が描かれている。
言い換えれば、多くの成功者が持つ成功の大前提が論じられているとも言える。
著者は現代の経営者に多い思考傾向を真っ向から批判している点が面白い。
私も一部上場企業の会社員経験があるが、
本書の内容は頷ける内容だった。
日系企業のリーダーにあまりにも多く、かつ目を背けている現実に疑問を抱く方。
そんなあなたにオススメしたい。
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