「書籍 ビジネス」学問のすゝめ の真実

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こんにちは。

じょせふです。

本日は学問のすゝめ(福沢諭吉 1872初版)をご紹介いたします。

本書は福沢諭吉が印刷された長方形の紙が大好きな人にぴったりです。 ^v^(ニッコリ)

、、、てそんな安易なっ!!!

まぁ間違ってもないんだけど、正確にはすごいスピードで変わる昨今、

何かしなければ、、、でも何をしたら良いんだ、、、って苦悩している人にすごく読んでほしい一冊です。

明治時代を切り開いた福沢諭吉が行き着いた実学について、そして時代を切り開く方法論を記してあります。

早速ですが学問のすゝめと聞いて何を思い浮かびますか?

”天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず”という一文が思い浮かぶ人も多いかと思います。

世の中はみんな同じで平等だよ!仕事でも家柄でも差なんて何もないよ!みたいな意味でたまに引用されてますよね。これを初めて聞いた時はなんちゅう能天気な、、、とか僕は憤慨しました。

ただ実は解釈が全然違うんです。

この言葉にはまだ続きがあって、その結論が学問、福沢諭吉の言葉でいえば実学に行き着くんです。

なんでそうなるのか、また続きってなんだってところをこれから記して行きたいと思います。

実学とは何か。

ググるとこのように出てきます。

実学とは、実生活を役立たせることを目的とした学問のこと。工学・医学・薬学・農学・法学・経済学・教育学などを指す。(wikipedia『実学』より)

本書では文学などは確かに人生を豊かにするが、それは日常生活で即役立つ訳ではないからもっと実用的なことしなさいとあります。

執筆当時と比べると、実学の内容も変わってきているので現代における実学とは何か。考えてみてはいかがでしょうか。

なぜ実学が必要なのか。人の下に人を造らずの続きとは、、、

人の下に人を造らず、、、には続きがあります。

この後には、”、といへり。”ときます。

人の上にも下にも人を造ってない、と言っているが、実際は差があるじゃないか。

ここまで含めて福沢諭吉の言説なんです。

この差について、福沢諭吉はこのように説いています。

確かに人に貴賎はない。しかし勉強したか、していないかの差は大きい。

なぜなら世のなかの仕事はすべて同質ではないからだ。

簡単な仕事もあれば、難しい仕事もある。

精神的に苦労のいる仕事は難しく、手足を使う肉体労働は簡単だ。

医者や学者、実業家などは前者にあたり、富と身分を得る。

だから学問をしなさい。

以上のような論理を持って、福沢諭吉は学問を勧めています。

言われてみれば確かにそうだ。ブルーカラーとホワイトカラーという言葉があるように、現実は無情にも仕事により貴賎を作り出しています。。。くそう。。。助けてくれ諭吉さん。。

ではどうしたら良いのか、という点にまで言及しているのが本書の良い点。

端的に言えば、現実的ではない学問は置いといて、目の前の仕事に役立つことをしなさい。

と言っています。詳しくは本書を読んでください。

これからの時代を生きるために。

実学とは何か。それが答えになると思います。

ただそれが何かが問題なんですよね。。。目の前の仕事に必要なことをひたすら学んでいくしかないかなぁと思ってます。

堀江さんも言っていますよね。

“やりたいことをやれ、必要なことは後からついてくる。”(参考:多動力 堀江貴文 2017)

これは必要に迫られれば知識・経験は頑張れば後から身につけられるからだと僕は思っています。火事場の馬鹿力というやつです。

堀江貴文さんと福沢諭吉の共通点

僕は堀江貴文さんと福沢諭吉さんが非常に似ているのではないかと思いました。

どちらもつまらないことを延々とやってもしょうがないから、とにかくやりたいことを突き詰めろと言っています。

時代は変わっても根本的な考え方は変わらないのかなと。

じょせふの余談

ちなみに福沢諭吉といえば、慶應義塾大学の創設者として有名ですよね。

慶應大には福沢諭吉入門という講義があります。

ただひたすらありがたい御話を聞くという内容です。(誰だ苦行と言ったやつ)

これが内部では有名な楽単というやつでして、マインドワンダリング(2018年7月17日投稿参照)により創造性が育んでいた記憶があります。

※楽単・・・まともに講義を聞いていなくても楽に単位がもらえるありがたい授業のこと。


◇リンク

(福沢諭吉 著)