ポケモンinYOKOSUKA 地域活性化になったのか?現地の人に聞いてきた。

どこまで経済効果でたのかな!?
ポケモンgoはコンテンツ、特にバトルシステムを大幅に変えて、アニメに近い感じか、せめて携帯ゲームの選択式にして欲しい。#じょせふピックニュース#ポケモンgo#横須賀
https://t.co/fE3XgYEPSr— joseph (@marcuryJr) 2018年8月31日
8月29日〜9月2日までの5日間、ポケモンGOのイベンドが横須賀で開催されました。
貴重なポケモンが大量に放出されるため、大盛況で全国からイベントに来たみたいです。
ツイッターを見てみると名古屋からも。年齢層は高めですね。w
ポケモンGO横須賀、名古屋からお越しの「てりやき」さん達はなんとスマホ5台持ち。「名古屋ではこれが普通」「3台以下はまだまだだね」「4台ないと一人でミュウツー倒せないから」「(スマホを並べて操作するので)俺らピアニストだから」
名古屋こわい#ポケモンGO pic.twitter.com/DVSKxwIbJe
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年8月29日
依然としてユーザー数は多いため地域活性化の観点では有用なのかなぁと思いつつ。
果たして地域に貢献できたの?
こんな疑問が浮き上がってきた。
というわけで、以前お世話になっていた関係者がいることを思い出し。
商店街組合の方に直接話を聞いてきました。
果たして地域興しの一因になったのでしょうか。
僕「こんにちは。」
組合員Tさん「こんにちは。じょせふさん、だいぶ久しぶりですね。」
僕「ご無沙汰してます。それにしても横須賀は前衛的なことしますよね。pokemonGOとは。いつかやりそうとは思ってたけど。」
組合員Tさん「笑ったよ。でもこれは良いチャンスかなとも思った。商売としてももちろんそうだけど、これをきっかけに横須賀面白いなって思って、移住してくれたら嬉しいんだ。」
僕「商売というより気になっているのはそっちなんですね。」
組合員Tさん「そう思ってる人多いと思うよ。
横須賀って観光資源とか豊富なんだけど、イマイチ盛り上がりがないじゃん?。。。横須賀の人は特に地元愛強いから、どうにかしたいって人多いんだよね。市も魅力的な街つくりのためにカレーフェスティバル支援したり、ライブやったりとか。本当にしょっちゅうイベントやってるんだけどね。
」
僕「地元愛強い割に、、その、、人口流出やばくないですか。。。」
組合員Tさん「出たよそれww横須賀は確かに良い街だよ。でも働くとこないんだよね。そりゃ生活できないわってなって、どんどん都心へ行っちゃう。みんな都内に引っ越して、たまに帰ってくるみたいな生活に変わってるんだ。」
僕「それでもっと人呼んで横須賀自体盛り上がれば働く場も作れるし、そうしたらみんな帰ってくると考えてpokemonGOのプロジェクトが催されたんですかね?」
組合員Tさん「その側面はあると思うよ。市の職員じゃないから本当のところはわかんないけど地域興しは横須賀のビッグテーマだし。」
僕「それでぶっちゃけてお伺いしたいんですけど、、、pokemonGOのイベント儲かりました?」
組合員Tさん「ネイビーバーガーだとか、海軍カレーとか飲食関係は人気あったみたいだよ。」
僕「あ〜、横須賀と言えばネイビーバーガーとカレーですもんね。」
組合員Tさん「特にハニービーだとか、tsunami、ラウナ、それとカレー本舗なんかは大盛況で行列できてた。普段食べるにはちょっと高いけど観光だったらちょうど良いよねぇ。」
僕「地元でも定番的なお店ですもんね。それでTさんの、、商店街の方は、、どうでした?どぶ板通りなんかスカジャンで有名だし、結構売れそう。」
組合員Tさん「それがさ。。。確かに人は多かったけど別に売り上げは上がらず。。。正直なところ邪魔だったかなぁという印象」
僕「そうなんですか。。。なんでなんですかね?」
組合員Tさん「よくよく考えてみればさ。pokemonGOのイベントに来る人ってポケモン捕まえに来てるだけなんだよね。それでもお腹は空くから飲食店は賑わうけど別に名産品とか、、、買わないでしょ普通」
僕「確かに。。。それに画面に夢中であんまり観光してなさそうww」
組合員Tさん「それはわかんないけど。。。まぁ多分ね。」
僕「横須賀は僕も好きな街なので盛り上がって欲しいですね。今日はありがとうございました。」
組合員Tさん「また飲みに行こうね!」
商売に繋がっていない。ことがわかった。
飲食店は良いんですが、どうしてもその他の産業にまで手が広がってないみたいです。イベントが多い街で楽しいんだけどね。
だからポケモン町興しが、飲食店においての一発屋としてのインパクトしかなかったというのが現場の感想でした。
横須賀の課題:楽しいけど働けない。
いかんせんどうやって働くのってなった時に、僕みたいにフリーな人は良いけどそれ以外の人は飲食店のバイトとか工場とか農林水産業くらいしかない。
確かに横須賀は良い街
実際に市民満足度は8割(横浜市でも6割)と高水準。
例えばサブカル文化もあって。
大ヒットゲーム:シェンムーの舞台になってたり、アニメカイジと海上自衛隊(かいじ)と中央線特急「かいじ」の3大カイジイベントなんてやってる。
他にもおじさんバンドやったりとか、行政として子育て支援の施策やったりあらゆる年代に対して住み良い街つくりはしている。
ここについては吉田前市長のコメントが参考になるため、詳しく知りたい方は下記リンク見てください。
ascii.jp 吉田雄人市長に聞いた「横須賀で今なにが起こっているのか?」
雇用促進のために
横須賀では横須賀バレーという取り組みが行われています。
シリコンバレーに倣った企画で、IT企業の誘致とベンチャーサポートがメイン。
そのために無料プログラミング勉強合宿やったり、こども企業体験やったりと、盛り上げるための多くの取り組みが行われている。
これがもっと盛り上がれば良いなと思います。
フリーランスとして働けばどこでも余裕ですし、直接請け負えばプログラマーなんか薄給激務で雇われる必要ない。
pokemonGO YOKOSUKAに学ぶこと『単発』にならない仕組みが大事
こういうイベントは聞き込みでもわかった通り、飲食店の一時的な潤いにしかなっていない。
しかしきっかけ作りとしては非常に有用。
そのため単発にならない仕組み作りが求められるだろう。
例えばパッと思いついたのだと、ポケモン関係ないけど。
・5日間 大量にある空家を無料提供して実際に住んでもらう。
・米軍基地の人たちとシェアハウスができたり。(英語学習)
・こんな若者ジャズなんてもっと拡げていった方が良い。
・異国感あって写真映えするからコスプレ店増やして、コスプレ系インフルエンサー呼んで常時コスプレできる街にしたり。
・VRグラス完備のe-sportsアリーナ作ったら面白い。目の前で大迫力ポケモンバトルなんて胸熱。pokemonGOで捕まえられるし大迫力バトルできたら半端ない。
・全面キャッシュレス市にしたり。携帯だけで生活出来るのはすごく嬉しい。
こんな地域興しプランは各地でコンテストやってるし良い事例は沢山あるだろう。
何より継続した移住に向けた仕組みまで計画出来ると横須賀はもっと面白くなると思う。
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