『大学受験における勉強法』独学推奨派からの指摘

慶應義塾大SFCへ予備校へ行かずに受かる方法について何回かに分けて話していきたい。
なお、同じようなやり方で一緒にやっていた友人も慶應法学部に行ったので、SFCに限らず幅広く使える方法論を提供できると思う。
まず僕自身がどういうスタートラインで始めたのか共有する。あんまり興味なければ読み飛ばしてください。
(元スペック)
・バスケ部で夏までみっちり。
・学校:県立高校普通科 偏差値53程度。受験組の大部分は日東駒専、上位は法政・青学・明治あたり。それ以上の実績なし。
・校内ランク:上位30%くらい
・得意科目:英語・小論文
・苦手科目:古文・漢文
・慶應に決めた時期:3年の夏過ぎたあたり(模試でこれ、、、いけるんじゃね?的な謎の自信が出てきた。)
・他に受かった大学:立教(経済)、青山(総合文化政策B方式、経営)あたり。
特に青山の総合文化は小論文と英語のみの試験があって30人くらい?しか受からない。論文ちゃんと書ける自信あったのですんなり通った。
・勉強について:別に好きでも嫌いでもないがゲームの方が好き。
(メインテーマ)学習の最適化
参考書はどれが良いとかいう話は、ググればいくらでも出てくるのでほどほどにしたい。使っていたものは紹介する。
”学び方”、”効率”、”アウトプット”といった観点から、高校生にとって最良な勉強法ってなんだろう?っていうのを経験談から振り返ってみたい。
そして本稿ではまずマインド、つまり心の部分をつらつらと書いてみる。そして後半に
勉強法でイッチバン大事なことを一つだけ述べたい。
すごく簡単なことなのに意外にも、やってない人が尋常じゃないくらい多かったので書き記してみる。
(サブテーマ)英語はなんとなくわかるが小論文どうすんだよ。
多くの人が困ると思う。小論文は塾に通う以外に方法がないような錯覚に陥る。
論文は書き方がほぼ決まってるので、それを使えば大して困ることはない。
あと必要になるのは社会情勢の知識。ざっくりと社会情勢というとこれまた難しい感じがするけど、僕自身も大してわからなかったので大丈夫。
どうすれば良いのか、ちゃんとお教えしていく。
まず一つ考えてみて欲しい。
なぜ予備校に通う必要があるのだろうか?
おそらく大抵の答えは下記にひっかかるんじゃないだろうか。
・みんな通っているから行く方が自然な流れ。
・一流高校の人とは頭の出来がうんたらかんたら。
・学校の授業はわかりにくい、範囲もどーたら。
・予備校は受験に特化してるからほにゃらら。
・出題範囲とかわからないしわんわん。
・リスクがぁぁぁ。
これらをうけても僕は必要ないと思う。
それぞれ簡単に説明していく。
・みんな通っているから行く方が自然な流れ。
⇨周囲に流されても良いが、この場合その先にリスクが多い。
おそらくこの感情の背景にあるのは①安心感、②みんなやってるからやらなきゃという危機感による動機付け、のいずれかと思う。
それぞれ思うところはこんなだ。
①安心感:安心感があったら勉強しない人の方が絶対多い。
②危機感:みんなやらなかったらどうするんだ。何より独学の方が危機感はある。
・一流高校の人とは頭の出来がうんたらかんたら。
⇨後半で説明するが頭は変わらない。違うのはやり方。ほんのちょっと変えるだけで差は消える。
・学校の授業はわかりにくい、範囲もどーたら。
⇨学校に頼らない方が良い点は同意。
範囲は参考書で十分。予想問題集とかよくあるけど、あれは占いと同じで、数ある予想の中で当たったとこだけアピールしてるに過ぎない。
・予備校は受験に特化してるからほにゃらら。
⇨特化はしてるが最適ではない。
この場合の選択肢は3つ(高校に頼る・独学・予備校)。
高校に頼らない方が良いのは当たり前。独学と予備校では、独学の方が明らかに学習効率が良いので独学が最適だと思う。
なぜなら、特にテキストの完成度において圧倒的に差がある。この差のせいで学習ペースは乱されるし、やりづらいしでデメリットの方が多い。
参考書はもちろん手にした時点で完成品だ。一方、予備校のテキストは先生の講義を聞かなきゃ完成しないため未完成品。例えば伝言ゲームと同じように、口頭による情報の伝達は複雑になればなるほど100%から遠ざかる。よって予備校のテキストは永遠に未完成品のままになる可能性が非常に高い。
このように点数の素となる資料に決定的な差があるため、参考書を使った学習をメインにした方が学習効率は高い。
・出題範囲とかわからないしわんわん。
⇨上述済み。参考書みれば足りる。それ以上は、それ以上のレベルに近づいたら考えよう。
・リスクがぁぁぁ。
⇨落ちても誰も助けられない。だからどのやり方でやってもリスクは変わらない。
独学で十分どころか、そっちのほうが学習効率が高い。という僕の考えが伝わっただろうか。
何より効率よくなるとあんまり勉強時間が必要ないので、ゲームできる。勉強?古典?漢文?やめてくれ。つまらない。
どうせなら予備校生の真ん前でPUBGでもやってみよう!!
ここからが後半。
どうすれば勉強できる勢と戦えるのか。
これは学習法というほど大げさなものではない。
答えはインプット<アプトプットにするということ。
要は暗記はそっちのけにして問題を解いた方が絶対に良いという話だ。
理由は脳科学的な話になる。話が逸れそうなので別途投稿します。
脳は繰り返し記憶を引き出すことによって固定化する機能があるという点のみご理解ください。
ところが多くの学生、いや社会人になってもこれを知らずに、非効率に勉強してる人をすごく耳にする。
どういうことか具体的に説明する。
例えば英単語の勉強において、覚えることと問題を解くことの1日の比率はどうだろうか?
夏の今の時期だと特に、大抵こうだろう。
せいぜい 記憶:問題=9:1
酷いと、 記憶:問題=10:0
ここが大きな違い。
覚えることに注力しても脳はその情報を使えるようにしてくれない。
使わなきゃだめなんだ。だから、
記憶:問題=2:8くらいで良い。むしろ1:9でも良い。
脳は繰り返し記憶を引き出すことによって固定化する機能がある。
だから何度も覚える=書いて、読んで、、、なんて時間の無駄。眠くなるし、意味もない。
そうではなく単語帳軽く読んだら9割わからなくてもいいから問題解いた方が良い。読まなくたって良い。
「今暗記中。」なんて言い訳に過ぎない。暗記だけをするのは、何度も言うが無駄。
経験上、勉強できないという自覚がある人ほど、知識が足りないからとにかく覚えようと躍起になるのだが、方向が違う。
覚えようとしなくて良いから問題を解く方が身につきやすい。
スポーツでもなんでもそうだが、ルールや理論を知ってもできるようにはならないし、そもそもそれじゃつまらない。
やっているうちに大体わかってくるのが通常。それなのになんで勉強になると、ルールや理論ばかりやって実践しなくなるのだろうか。
とにかく今回の投稿で最重要は、”実践しまくれ”ということ。
まず1話目として伝えたいのはこれだけだ。
具体的に参考書がなければ話にならないが次回に回す。
すぐ動きたいという人は例えば速読英単語(中or上)なり、academicでもやってれば良い。
次は小論文に関するトレーニングの紹介をしようと思う。多分8月の1週目以内には。
余談だが、この方法でやってれば勉強に割く時間なんてあまり必要ない。午前中に勉強やって午後は遊んでていいんじゃないかと思う。
ちなみになんで僕がここまで言うのか気になる方は下記読んで欲しい。
それ以外の人はページを閉じてPUBGでもやっててくれ。
(僕の略歴。)
高校時代は8月までバスケ部で活動、実質勉強期間は半年程度。
高校の偏差値は53くらいで、初期は学年順位は上位30%には入ってたくらい。
●なんで独学しようと思ったか。
友人が独学派だった。僕も塾嫌だった。勉強強制されたくない。これが理由。
●なんでこのやり方思いついたか。
試行錯誤。
●予備校行かせようとする親に言いたいこと
僕は偏差値が低い大学だろうが”自分で学べる”ことの方がはるかに大事だと思う。
良い大学入って良い会社に就くなんて、平成生まれの僕からしても遠い昔の幻想だ。大学の偏差値にあまり意味がない以上、自分一人でやる能力を別で養う必要がある。
だから大学受験で、その能力を磨いた方が合理的だ。
そのために自分でできることは自分でやる。
●なんでこんなこと言うの?
動機は正直なところブログのネタ。だけど内容は有意義だと思う。
何度も言うがまじで時間も労力も金ももったいないことは辞めよう。
塾通うと2〜300万円かかるんだぞ?それが10万くらいになる。親孝行もできる。
不安もわかるが周りに惑わされないで頑張ってくれ。
こんなところだ。
引き続き受験関係は投稿していきたい。
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「大学受験における勉強法」独学者へ向けた小論文の書き方 2018.08.05